2007年05月05日
県民の森 みこくぼ沼
みこくぼ沼の広場には山桜が咲いていた。
まだ緑の芽が吹き出ていない山の木々・・・山桜だけが控えめな桃色で春に彩を与えている。
何年ぶりだろう・・・ここを訪れたのは。
こどもたちが小さい頃、何度か連れてきた。
こどもたちと一緒に芝生の広場を走り回り、大沼や荒沼や玉虫沼で釣りをした。
それがつい先日のことのように思えるし、またずいぶん昔のことだったような気もする。
空には5月の雲が浮かんでいた。
ほんのわずかな間だが、時間が止まってくれたような気がした。
2007年04月24日
夜の霞城公園
日曜の深夜、飲んだ帰りに人を送り、霞城公園の近くまで歩いた。
そこで、ふらりと霞城公園を廻って行こうと思い立ち、大手町から大手門へと向かった。
雨のなかを、まぁ酔狂なものではあるが、文字通り、酔うと街を歩きたくなるのだ。
写真は、殖産銀行本店の前を過ぎたあたりの歩道から、大手門方向を写したもの。右手は最上義光歴史館で、右手の奥に山形美術館があり、左手には移転した県立中央病院の跡地が広がる。
真っ暗で何が写っているのか分からないようなものだが・・・・むしろ暗い街が安らぎを与えてくれる夜もある。
時刻が遅かったので、すでに大手門前の橋はアコーディオン式のフェンスで閉鎖されていた。
大手門側のお堀端の桜のライトアップはすでに終了しているだろうとは思っていたが、フェンスで行く手をブロックされるとは思いもよらなかった・・・なんだか突然、自分がこの公園から拒絶されたような気がした。
考えてみれば、夜も昼も関係なく街を歩いてはばからない自分の方が常識的ではないのかもしれない。
そういえば、夜、石垣に囲まれた城南町側の門から入ると、ときどき石垣の陰にパトカーが停まっていることがある。・・・・悪さをする輩がいるのだろうか・・・・。
しかし、山形は、深夜であろうといつまでも自由に歩ける街であってほしい。
2007年04月21日
桜の季節
花の山形~♪・・・と花笠音頭に歌われる山形・・・・まさにその花の季節がやってきた。
この季節、梅や桃や桜や木蓮が、いっせいに咲き出す。なにかただならぬ気配に浮き足立ってしまう。
若い頃は、やはりこの季節は鬱勃とした閉塞感に襲われるので、苦手だった。けれど歳を重ねた今は、お気楽げに桜を訪ね歩く。
今日はあいにくの曇天だったが、車で市内の桜を見に出かけた。まず、昨年偶然に見つけて感動した薬師町のお薬師さまの西側に隣接した柏山寺の門前にある墓地の中の枝垂れ桜を見物し、それから緑町~馬見ヶ岬河畔の桜並木を通り抜けた。
柏山寺の枝垂れ桜は昨年より鮮やかではなかったが、やはり墓地の桜には魅入ってしまう。
梶井基次郎を引き合いに出すまでもなく、人の霊気を吸い上げて幽玄な花を咲かせているのだと思われてくる。
馬見ヶ岬河畔の桜並木はまだ花びらを散らせてはいなかった。
明日あたりがクライマックスなのだろうが、明日は天候がさらに崩れそうだ。雨の中の桜もそれなりに魅力的ではあるが。
今夜は、対岸の市民プールの側から眺めると、ライトアップの並木がひときわ美しく浮かび上がるだろう。
河畔の道路を高速道路の山形蔵王インター入り口の手前まで登り、そこで引き返して国道286号を西へ向かった。
すると曇天の中央が大きく開いて陽射しが垂直に差し込む、いわゆる“天国への階段”が下りてきた。これも印象的な光景だった。
おっと・・・、だが、ぼくはまだまだそれを上るわけにはいかない。
この季節、梅や桃や桜や木蓮が、いっせいに咲き出す。なにかただならぬ気配に浮き足立ってしまう。
若い頃は、やはりこの季節は鬱勃とした閉塞感に襲われるので、苦手だった。けれど歳を重ねた今は、お気楽げに桜を訪ね歩く。
今日はあいにくの曇天だったが、車で市内の桜を見に出かけた。まず、昨年偶然に見つけて感動した薬師町のお薬師さまの西側に隣接した柏山寺の門前にある墓地の中の枝垂れ桜を見物し、それから緑町~馬見ヶ岬河畔の桜並木を通り抜けた。
柏山寺の枝垂れ桜は昨年より鮮やかではなかったが、やはり墓地の桜には魅入ってしまう。
梶井基次郎を引き合いに出すまでもなく、人の霊気を吸い上げて幽玄な花を咲かせているのだと思われてくる。
馬見ヶ岬河畔の桜並木はまだ花びらを散らせてはいなかった。
明日あたりがクライマックスなのだろうが、明日は天候がさらに崩れそうだ。雨の中の桜もそれなりに魅力的ではあるが。
今夜は、対岸の市民プールの側から眺めると、ライトアップの並木がひときわ美しく浮かび上がるだろう。
河畔の道路を高速道路の山形蔵王インター入り口の手前まで登り、そこで引き返して国道286号を西へ向かった。
すると曇天の中央が大きく開いて陽射しが垂直に差し込む、いわゆる“天国への階段”が下りてきた。これも印象的な光景だった。
おっと・・・、だが、ぼくはまだまだそれを上るわけにはいかない。
Posted by 純 at
21:36
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